肝臓の病に関する情報サイト

肝臓とは

肝臓はからだの中で一番大きな臓器です。横隔膜の下、お腹の右上からみぞおちにかけてあり、そのほとんどが助骨に覆われています。見た目は大きなひとつのかたまりですが、肝右葉と肝左葉に分かれています。肝臓は体重の約50分の1と非常に重く、成人で1300g〜1500g、大きさはラグビーボールほどもあるのです。 肝臓は血液を多量に含んでおり、からだ全体の血液量の10〜14%にも相当します。

肝臓を流れる血液量は1分間に約1.5リットルで、一日にして 2160リットル。一升瓶に換算すると1200本分にもなります。また肝臓は温度がもっとも高い臓器でもあります。健康な肝臓は表面がとてもなめらかで、鮮やかな赤褐色をしています。


人のからだは約60兆個の細胞から構成されおり、肝臓も数十ミクロンという小さな細胞がおよそ2500億個集まってできています。その細胞が約50万個集まってできた六角形のブロック(かたまり)を「肝小葉」と呼んでいます。そしてこの肝小葉が約50万個集まって形成されたものが肝臓です。多くの臓器の中で再生の機能をもつものは肝臓のみで、これは手術などで3/4ほどを切除してもやがて元通りに戻るといわれています。この再生の仕組みについてはまだはっきりとわかっていませんが、肝細胞の増殖因子が関わっていると考えられています。

 

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肝臓の機能

肝臓は『沈黙の臓器』といわれます。それは、肝臓がほかの臓器に比べて非常にタフで、知覚神経が内部にきていないため感覚が鈍く黙って重労働に耐えて働くこと、再生能力に優れること、代償能力に優れかなりダメージを受けても残った正常な細胞が余分に働きそれをカバーして機能を維持しようとしていくところからそういわれています。ですから少し異常があっても気づかないことがあるのです。なので、肝臓の異変に気付くくらいだとかなり病状が悪化している状態にあります。そして、肝臓の機能が低下すると生命に関わるほどの問題になってしまいます。
肝臓の機能には主に4つの役割があります。1つは肝臓に運ばれた栄養分を分解したり、合成したりします。炭水化物をぶどう糖にしたり、またそれをグリコーゲンとしたりです。2つは役割の中心である解毒です。デトックス機能が人間の体内にも備わっていてその中心的な作用をするのが肝臓の機能です。たんぱく質を分解するときにでるアンモニアを尿素に替えるのも肝臓です。食物を消化吸収するときに出る毒物を無害のものにする機能があります。よくアルコールを飲みすぎる人で肝臓が悪いと言いますが、アルコールを水と炭酸ガスに分解し、息や尿として排出します。飲みすぎて肝臓の処理機能が追いつかなくなってしまった場合、急性アルコール中毒になります。

 

肝臓病の原因

肝臓病の主な原因となるのは「ウィルス」「アルコール」「肥満」の3つです。肝臓病の代表は「アルコール性肝炎」だと誤解している人もいますが、実は原因の多くはA型からG型まである「肝炎ウィルス」によるものです。特に、C型慢性肝炎の患者は日本だけでも120万人も存在すると考えられています。
日本にはB型肝炎ウイルス感染者が約150万人、C型肝炎ウイルス感染者が約200万人います。B型やC型の肝炎ウイルスは血液を介して肝臓に感染します。B型肝炎ウイルスは出産時に母から子へも感染しますが、現在ではワクチンなどを使って感染を防げるようになりました。またC型肝炎ウイルスについても、輸血血液のチェックがなされているので感染する心配はありません。
アルコール性肝障害はお酒の飲みすぎが原因です。アルコールは水に溶け、脂肪を溶かし、蛋白を変性させる働きがあるので体の細胞を直接害します。さらに肝 臓ではアルコールが代謝されてできる毒性の強いアセトアルデヒドによって障害が強まり、肝臓の線維化(せんいか)が引き起こされます。
また、最近は食べ過ぎと運動不足による肥満が増えていますが、肥満者の約80%に脂肪肝がみられます。また肥満や糖尿病の人に起こる炎症や線維化を伴って肝硬変へ進行する脂肪肝(非アルコール性脂肪肝炎:NASH)も知られてきています。